常陸国探訪@磯部稲村神社の詳細

常陸国探訪@磯部稲村神社
秩父・仙台まほろばの道
ページの情報
記事タイトル 常陸国探訪@磯部稲村神社
概要

栃木県に近い茨城県櫻川にある稲村神社へ行ってみました。 その神社は、天照大神と機織の栲機千々姫(たくはたちちひめ)を祀っていたので、  チチ姫に御礼参りがしたかったからです。 考えてみると、秩父と同じ「チチ」なんですよね。 足利の織姫神社に参拝してから、急にチチ姫と繋がる出来事…… more がありました。 それまで、この織姫の名を全く知りませんでした。 『古事記』では萬幡豊秋津師比売命(よろづはたとよあきつしひめのみこと)、  『日本書紀』本文では栲幡千千姫命、 一書では栲幡千千媛萬媛命(たくはたちぢひめよろづひめのみこと)、 天萬栲幡媛命(あめのよろづたくはたひめのみこと)、 栲幡千幡姫命(たくはたちはたひめのみこと)、  火之戸幡姫児千千姫命(ほのとばたひめこちぢひめのみこと)と表記される。 神名は「萬幡」を「多くの布帛」、「豊」を「多く」、 「秋津」を「蜻蛉の羽のように薄い上質なもの」、 「師」を「技師」(織女)と解し、 名義は「多くの布帛で、多くの蜻蛉の羽のように薄い上質なものを作る技師」と 考えられる。 「栲」は楮の繊維または白膠木、「ハタ」は「機(はた)」のことである。  「チヂ」は縮むの意とも、たくさんあるの意ともいい、 前者であれば織地が縮んだ色鮮やかで美しい 上質の織物のこととなり、 後者であれば機織がさかんな様子を表す。  いずれにしても機織や織物に関係のある名前ということになる。  織物の神として信仰される他、安産、子宝等の神徳をもつとされる。 瓊瓊杵尊や天忍穂耳命とともに祀られることが多い。(Wikipedia) 織姫神社で書いてましたが、過去世と現世の自分が交差しているんです。 これがまた面白い。 何度も機織伝承やマロの追っかけしているのは、そーいうことです。 私は、物部派なんだけど・・・。(派ってなに?) ということだから、私はまだ幼い少女の記憶のままな部分があり、 霊統は、そんな私たちを「子供たち」と呼ぶのです。 そんな機織姫たちを坂上田村麻呂は、「妹(イモ)」と呼んでいたのかな? といったことをいろいろ知ると、古代史探訪が何倍も楽しくなります。  とまあ、こういった事は、少女の記憶なんですが、 今は、40代後半に突入しているおばさんになりつつあります。 まだおばさんになりたくないけど、健康診断を気にするようなおばさんに成長中。  ------------------------------------------ さて、驚いたことに、この神社へ参拝したら、名だたる神々が!  賑やかな面々。  その中に「瀬織津姫」の名が。 そういえば、昨日アップした栄存さんの話しを書いた後、眠くなってきたので 昼寝をしたのですが、 相当、疲れていたのか珍しく起きれないほどの深い眠りで。 すごいです。栄存さん。 昼寝中、なぜか「向津媛命(むかつひめ)」の名前が出てきて、 この名前を書かないといけないのかな、と調べている夢でした。 兵庫ですよね? 私は早池峰が好きなので、へ~っていう感じでしかないので、  いずれどこかで向津媛姫が登場するのかもしれません。 でも、こんな夢をみたからかどうか、 牧山の魔鬼女のこともあってか、  『ホツマツタエ』によれば、 チチ姫の斎名:「ススカ」で、贈名:鈴鹿の神。 という情報をネットでみかけた。 ふ~ん。 「オシホミミが罷った後は、イサワに来てアマテルに仕えていた。    死後鈴鹿峠に葬られ、ススカの神と贈名される。」 アマテルに仕え、ミミ族のお世話になり、イサワ・・・伊雑宮?にいた。 だから、鶴の恩返し。 少女の記憶から、伊勢(皇大神宮)で機織をしていた後に、 何かあって逃れた一族だったような気がします。  チチ姫から受け継いだ機織の少女の魂の記憶は、東北に残されたと。 その魂を拾った現世の自分。 ・・・なぜ? これは、ストーリーになりそうです。 ※伊勢神宮内宮摂社(二十四社)五十六座之大神 その少女は、どこに住んでいたのかまだわからないのですが、関東なのかな~。 秩父ではないことは確か。笑 残された少女は、東北の機織の家で育てられます。 茨城県は忌部がいたこともあり、機織の神々が多いですよね。  --------------------------------------------  さて、神社の話し。  とても落ち着く神社でした。  しかも、ここは桜で有名だったのです。 『天照皇大神、木花佐久耶姫命、天手力雄命などの諸神を祀る神社です。 景行天皇の時代に東国平安の分霊を移して祀ったという伝説もあります。 代々藩主の崇拝を受けたほか、徳川光圀の参詣も受けました。  木造の狛犬は県の文化財に指定されています。  この神社は、その参道や神社が鎮座する丘の斜面に多くの山桜が見られ、 桜の名所として広く知られてきました。 ここの山桜は東北地方に産する白山桜で、淡紅色の花ばかりでなく芽ぶきの時期の 赤芽も見事で、学術的にも貴重な存在とされています。 そばにある磯部桜川公園を含んだ周辺一帯は国の「名勝」に指定されており、  また、神社及び公園にある桜が国の天然記念物に指定されています。 この地は、古来より桜の名所として知られていたことから、 江戸時代には歴代将軍により隅田川堤、 玉川上水など江戸の花見の名所を作る際に植樹されました。 水戸市内を流れる桜川は、かの水戸光圀公が当地の桜を気に入り、 桜の苗木を数百本移植したことを機に桜川と命名したものと伝えられています。』 すごい桜の名所だったんですね! 国指定名所、国指定天然記念物。 「常よりも 春辺になれば桜川 波の花こそ 間なく寄すらめ」 by 紀貫之「後撰和歌集」 (※春になれば桜川は波に浮んだ花びらで寄せているでしょう) 私は和歌が全くダメなので、センスのいい歌に惚れます。 ※足魂神社(ニギハヤヒ) ※多賀神社(イザナギ・イザナミ) 櫻川には「謡曲」がありました。 作者:世阿弥 世阿弥・音阿弥は、名取老女の謡曲の作者です。 世阿弥は、おばあちゃんネタが好きみたい・・・。 演目を紹介すると長くなるので、こちらのサイトを参照ください。 ※the能.com 「櫻川」 http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_039.html コノハナサクヤヒメを信仰していた人の話みたい。 「桜」の字が「48字」登場すると。 偶然なのか意図的なのかはわかりませんけど。  ちなみに、カタカムナが48声音。 蚕神(ワクムスビ・保食神) ------------------------------------------ さて、本殿横にいくと、「要石」があったのです。  ああ、そうか。 まほろばトライアングルは、鹿島・・・だよね。 石巻の日和山には、鹿島御児神社を祀るし、 三角に結ぶのは、鹿島神の特徴。  「悪玉姫=玉依姫」がいる牧山であれば。 悪路王や大武丸、鬼魔女、赤頭などなど。 封印された人々の力は、龍のごとく。 エミシ征伐にタケミカヅチがいるから、坂上田村麻呂になっているわけですね。 放出したいエネルギーがたまりすぎると、いつか、また荒波がくると思います。 震災のようになっては困るので、要石があると、なぜ、塞ぐのか? と、私はそっちを思う。  要石に出会うということは、それを小出しに放出しなければならない気もする。 人でいえば、ストレス発散をせねば。 この要石は、鹿島神宮の凹型に対し、凸型になっているという。 古来より地震除け、災害除けとして守り神になっているという事なので、 震災のことを思いだし、地震が弱くなるようお願いしてきました。 ※見事な鹿子の木。  大より小に。 地震だけではなく何でもそうですが、 大ごとにならないように、小さく収めないと。 説明書きに、 「鹿島の要石は、鯰の頭、磯部の要石は「尾」を押さえるとされる。」 おおーっ。 ここで頭と尾が登場してくるとは! (青い線を追記)  トライアングルの後の、「尾」の地は、非常に気になる。  龍の尾。 むむ~、機織姫探訪から地震探訪になってしもうた。 そういえば、鹿島神宮からの方角、鬼門がカカセオに至る。 以前書いたブログ記事ですが、秩父の場合なんですけど、 鬼門の方角(上)に、「二十三夜寺」があり、聖徳太子伝承と「虎」がありました。 毘沙門天の話です。 これはマロの化身と同じ意味があります。 この「二十三夜」に、茨城県でも出くわすことがありました。(後ほど)  機織姫から、この後、大甕(倭文)神社へ行ったのです。 カカセオは機織りに織り込まれて封じられた?といった話。 という流れで、カカセオなのかな? ※桜川の詳細は、サクラサク里プロジェクトを参考に。 http://www.sakuragawanosakura.jp/index.html おまけ--------------------------------------- すぐ近くに、「咳嗽神社(しゃびきじんじゃ)」という不思議な名前の神社が。  「しゃびき」とは、「咳」という漢字があるように、 痰や風邪の時の咳の空気を出す、という意味があるようです。 この「しゃびき」については、「ニワタリ権現」のことも、「しゃびき」というのです。 同じように咳の意味があります。 山形県に、鳥の絵を逆さにして水をかける話があります。  子どもが百日咳に罹患した時、鶏の絵を描いて納めると治るという。 山形県河北町の岩枝の荷渡神社は、「しゃびき観音」というそうです。 金鶏の伝承とも繋がる話しなので、もしかしたら、 この神社も、ニワタリ権現かもしれません。 ということで、次は、念願のカカセオに会いにいく。 close

常陸国探訪@磯部稲村神社
サイト名 秩父・仙台まほろばの道
タグ 神社 神話・伝説
投稿日時 2019-09-25 01:40:04

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