1/22（水）～1/23（木）に行ってきた、南紀・出雲の旅レポートです。武部正俊さん・名古谷雅代さん・柴本徳子さんと瑠璃の4人旅。カタカムナとホツマツタヱで伝わる和歌山で誕生したスサノオ神話を追い求めて・・・それは、ヤタガラスさんの足跡を辿る旅でもありました。----------…… more -----------1/22（木）　3番目に訪れたのは、千種神社（ちぐさじんじゃ）です。海南市重根1125に鎮座。水が澄んでいて、とても綺麗でした。久しぶりに動画を撮ってみました。iPhoneでは奇麗に映っているんですが、YouTubeにuploadしたら画質がイマイチです。(;''∀'')伝わるかな？キラキラの青い光が踊ります。清々しい神社です。ここは名草戸畔(なぐさとべ)の足を祀る神社です。月の光さんのblogに、名草戸畔を祀る場所と神武東征をホツマツタヱを読み解きながら検証されていてとても興味深いです。ご興味のある方は、以下のリンクからどうぞ。↓名草戸畔（なくさとべ）の足を祀る 千種神社(ちぐさ)http://www.tukinohikari.jp/jinja-wakayama/kai-chigusa/index.html神武天皇一行は饒速日山で長髄彦命の弓矢を受けて五瀬尊が傷つき、命からがら草香津まで戻ってきた。追手の追撃を防ごうと盾を並べて雄叫びをし、待ち構えていたが敵は追ってこなかった。会議を開いて、大和に西側から侵攻するのは不可能であることを悟り、南からの侵攻を考えた。八尾へ退くと、 仇もせまらず　・・・とあります。 千種は、千草色（千種色）を想像しますが、名草戸畔（なくさとべ）・名草姫・草野姫神（かやのひめかみ）、その一族を象徴した、そのままの名前の神社なのでしょう。古名では、千草は「露草」ツユクサのことも指しているそうです。ツユクサは、つきくさ(月草・着き草)とも呼ばれ鴨跖草（つゆくさ、おうせきそう）の字もあてられるのだとか。月草・鴨頭草（つきくさ）として、万葉集にも読まれます。 鴨(カモ)の頭(カシラ)の草・・・いろいろ意味深だなぁ。一首浮かびました。千々の種　恵あまねき　花心名草戸畔・名草姫に捧げます。素直にその名を呼んだら名草姫は、草花を守り治める自然神・女神。足は根っこでもあるので、大地のエネルギーをたくさん吸収して美しく咲くために、天にグングン引き上げていく。そんなダイナミックさを感じられます。絵馬は犬でした。花は咲いていないけれど、樹木には勢いが感じられました。大きな檜のご神木。主祭神は、草野姫命配祀　熊野速玉神、八王子神、天照皇大神、大山須見神、皇大神、猿田彦神、須佐男神、大山咋命、市杵島姫神 摂社熊野神社、大神社、八王子神社、里神社、祇園神社、山王神社、厳島神社、金刀比羅神社、秋葉神社、若宮八幡神社ほんとうに花は咲いていないのですが・・・・謡曲「西王母」のフレーズが脳内を駆け巡りました。千種からの連想です。三千年になるてふ桃の今年よりなるてふ桃の今年より花咲く春にあふ事もたゞこれ君の四方の恵あつき国土の千々の種桃花の色ぞ妙なるモモ　(百・桃・股)百→千に膨れているのは間違いない。。。そして、千種神社の境内には、檜よりも大きなクスノキがありました。これぞまさしく名草姫の化身なり、ですね。大地に根を張るクスノキの様は、泰然と構える肢(足)そのものです。大地の恵がいっぱいの、名草戸畔（なくさとべ）・名草姫・草野姫神（かやのひめかみ）の聖地でした。 close

南紀・出雲の旅　4.　千種神社