－荘内神社－・山形県鶴岡市馬場町４－１・ＪＲ羽越本線「鶴岡」駅からバス８分「鶴岡市役所前」下車荘内の空港に着くと冷たい雨が降っていました。１月は雪の季節ですが、今年の冬はいつもの年とは違うようです。そこから鶴岡の市街へ向かい鶴ヶ丘城址の公園までやってきました。庄内藩を治めた酒井家…… more の居城があったところです。明治の世になり藩は無くなり城の建物も取り壊されることになります。その後すぐに酒井家を慕う人々によって本丸址に荘内神社が建てられました。荘内は藩主と領民の一体感がひときわ強かったところ。御祭神は酒井家を代表する４人の当主です。大手門の址にある大鳥居から荘内神社を望みます。よく手入れされた美しい社。きびきびと対応してくださる巫女の方。凜とした武士の魂が息づいているように感じます。藤沢周平の小説の舞台として度々描かれる海坂藩。それは生まれ故郷の荘内の人と風土を思い描いたものだと言われます。荘内神社の門前には藤沢周平の記念館がありました。神社を出て右手にある洋館は大寶館というそうです。大正天皇の即位を記念して建てられた赤いドームと白壁が美しい建物。物産展示場や市立図書館として使われ、今は鶴岡が生んだ先人たちの偉業を称える資料館となっているようです。鶴ヶ丘城址を後にして今日の宿のある方に向かいます。市街を流れる川からうっすらと雪が積もった山並みが見えます。山王通り商店街にある老舗の菓子店。黄昏時に浮かぶ灯り。ノスタルジックで何かうたたかの夢の光景のようにも感じられます。降り続く雨。今日は暖かくしてゆっくり休もうと思います。 人気ブログランキングへ close

［山形県鶴岡市］荘内神社