大神神社・元旦の繞道祭は邪馬台国の冬至祭儀か?の詳細

大神神社・元旦の繞道祭は邪馬台国の冬至祭儀か?
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記事タイトル 大神神社・元旦の繞道祭は邪馬台国の冬至祭儀か?
概要

三輪山と大神神社周辺は、古代史上で最も重要な場所といって過言ではありません。邪馬台国が九州であれ大和であれ、その時代の覇権争いとダイレクトにつながっています。さて、三輪山の神は、『古事記』において「海を光して依り来る神」と表現されます。真っ暗な海に、強烈なサーチライトのように水面…… more を光らせながら上陸する神さま・・・なかなか印象的です。そして三輪山頂に祀られる神の名は、「日向御子(ひむかいのみこ)」なのです。三輪山の神が、太陽神的な性格を持つことは確かでしょう。となると、大晦日深夜の火祭り、つまり元旦の朝に行われる「繞道祭(にょうどうさい)」は、冬至で弱った太陽に対する祭儀である可能性があります。午前零時、宮司さんが神前で古式作法にのっとり、御神火を起こします。それを松明に移し、白装束の祭員が担ぎ、暗闇のなか摂社・末社十八社を巡拝します。氏子さんたちは、御神火を火縄に移して各家に持ち帰り、神棚の献灯や雑煮などの祝火とする祭儀なのです。では、だいたい時系列で画像を並べますので、雰囲気を感じて頂ければと思います。いかがでしょうか?いや、太陽神は天照大御神なのだから、大神神社で太陽神の祭りを行うとは考えられない、という声が聞こえてきそうです。ところが、いかにも太陽神を祭るお社だけが、冬至の火祭りをしているとは限りません。たとえば、佐賀県鹿島市の祐徳稲荷。日本三大稲荷の一つに数えられ商売繁昌、家運繁栄、大漁満足、交通安全等種々の祈願が絶えず、参拝者は年間300万人に達しています。お稲荷さんに太陽神は関係なさそうですね。(ウィキペディアより)ところが、祐徳稲荷ホームーページページにはこう書かれていました。秋季大祭(お火たき) <12月8日>この火は神への饗應でありますが、又同時にこの冬至に近い頃には太陽の熱が最も弱まる時である為に、太陽の復活を期待し春の到来を願う気持も込められている、と云はれています。この御神火にあたれば病気を癒し、又知らず知らずに犯した罪や穢が祓い清められ、そして来る年の幸を願う即ち一陽来復の祈りを、御神火に込めるものとされております。あるいはまた、茨城県の加波山山頂に鎮座する、加波山三枝祇神社本宮のホームページ。 火渉祭(ひわたり) 燃え盛る薪の上を素足で踏み渉り無病息災を祈るお祭りです。このときの燃えさしを持ち帰り軒先に吊るしておくと病気にならないと言われています開催日   12月22日(毎年冬至に開催:閏年は21日) 12時開始・13時着火やはり冬至の儀式なのですね。このように、冬至期の太陽祭儀を起源とする火祭りは、神道・仏教・修験道等の区別なく、国内にたくさんあります。もし邪馬台国が三輪山周辺に存在したのなら、そして卑弥呼が「日御子」でもあるのなら、繞道祭の起源はその時代の太陽祭儀だった・・・なんてことは、ありえない事でしょうか。もちろん、邪馬台国と対立する強大なクニのことであっても同様です。私が初めて三輪山に登ったのは、はるか昭和の昔です。昨今と違ってパワースポットブームなどはなく、奥津磐座群はひっそりとして、友人と私の他は、誰もいません。奥津磐座群に張り巡らされた有刺鉄線は、古く錆びて緩み、その気になればどこからでも侵入できるという、素朴な情景でした。大神神社に本殿はなく、拝殿だけがあって、三輪山自体がご神体であることは有名です。その拝殿より上に、いっさい建物はないはず。そう思って登ったのに、奥津磐座手前に、意外に大きな建物(祠)があるのですから驚きました。そして、「日向御子」という神名がはっきり書かれています。まさに不可解‼神社の奥宮背後の磐座は、ふつう奥宮に祭られる神が降臨するはず。ならば、ここに祀られるのは「日向御子」あるいは「日御子」であり、たんに大物主神ではないのでは・・・その違和感は、今でも記憶に残っています。とにかく、繞道祭は冬至の太陽祭儀を起源とするのでは、という仮説を頭の片隅に入れながら、もうすぐ来る夏至の太陽祭儀について、改めて記事にしたいと思っています。「ありえないよ」などと思われた方も、よろしければまた、頭の体操程度に記事をお読みいただければ幸いです。三つクリックしていただくと元気が出ます。よろしくお願いいたします(^_^)/~にほんブログ村神社・仏閣ランキング close

大神神社・元旦の繞道祭は邪馬台国の冬至祭儀か?
サイト名 神秘と感動の絶景を探し歩いて  Beautiful superb view of Japan
タグ 太陽信仰 神社
投稿日時 2021-05-23 15:00:10

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