史跡亀岡086  丹波国分寺跡 の詳細

史跡亀岡086  丹波国分寺跡 
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  史跡 丹波国分寺跡 附八幡神社跡 丹波国分寺跡は、現在の国分寺境内に塔跡の礎石がすべて残り、 またその鎮守社と考えられる八幡神社の跡があることなどから、 貴重な遺跡であるとして昭和3年に国の史跡に指定されました。 平成18年には発掘調査の結果、寺域が追加されました。  …… more これまでの発掘調査により、伽藍配置や各建物の規模等は概ね解明されていることから、 国分寺の往時の姿を感じ取っていただくために、現在、環境整備工事を進めています。 東面回廊跡 丹波国分寺 回廊跡 丹波国分寺は東に塔、西に金堂、その背後に講堂を配置する伽藍です。 回廊は伽藍(仏地と僧地)を画する細長い建物で、塔と金堂、 さらには講堂を取り囲む場合、また金堂や講堂に取り付く場合など様々です。  丹波国分寺では、回廊が僧房まで取り囲んでいる点が特徴的ですが、 講堂に取り付く築地が想定され、これによって仏地と僧地を画していたと思われます。 また、南面に比べて他の面は基壇の幅が狭いことから、南面のみの回廊で、 東・北・西の面は築地が巡っていた可能性が考えられます。 亀岡の名木 丹波国分寺跡のイヌマキ 亀岡の名木の中に4本のイヌマキが指定されているが、その中でも一番樹形が整い、庭木らしい木である。 晩秋、熟した実は食べられる。 胸高幹周 2.2メートル 樹高 8メートル 「亀岡の名木」108ページ 所載 聖武天皇 勅願所 丹波 国分寺 国分寺(千歳町) 奈良時代に建立された国分寺は中世以降、一時衰退しましたが、元禄年間(1688~1704)に再興され、 現在の本堂は、安永3年(1774)に護勇比丘が近在の村はもちろんのこと、全国的に浄財を集めて建立しました。  本堂は、正面向拝を唐破風造とした入母屋造、妻入の建物で、 城下紺屋町の木村藤四郎玄信が大工棟梁として、花野九兵衛が瓦工として関わっています。 内部の格天井には四季折々の花鳥風月が描かれるなど、彫刻や柄様に見られる匠技は見事です。 また、山門や鐘楼も本堂と同時期に建てられたもので、 丹波国分寺の歴史を今に伝える重要な建物として、亀岡市指定文化財になっています。  本尊の薬師如来坐像は平安時代後期の作で、国の重要文化財に指定されています。 また、後堀川上皇が北国の天変を心配して、この薬師如来に祈願したところ宮廷に米が降ったということから、 「飯薬師」と呼ばれています。 さらにイチョウ、カゴノキ、ムクノキは亀岡市指定文化財となっています。 なを、本堂等を再建した護勇比丘の墓所は、山門の南方約130メートルの竹藪の中にあります。 亀岡の名木 丹波国分寺跡のオハツキイチョウ (雌) 雌雄異株の落葉高木。たれさがった気根(俗に乳という)にふれると母乳が良く出るといい 「チチイチョウ」と呼ばれ信仰されてきた。 オハツキイチョウは「お葉つき銀杏」の意で葉の先にも実(正しくは種子)がつくことから名付けられた。 これはまれに現れる奇形である。亀岡市の天然記念物に指定され、京都・自然二百選にも選ばれている。 調査日 1996年1月29日 胸高幹周 4.3メートル 樹高 22メートル 亀岡の名木 丹波国分寺跡のカゴノキ(雄) 雌雄異株の常緑高木。京都府下に稀に自生する暖帯~亜熱帯性の樹木で主に渓流脇の岩の多い斜面に生え、 また神社の境内でしばしば見るが、寺院跡にあるのは珍しい。 府下では三指に入る大きさを誇る。和名は幹に生ずる鹿の子まだら模様に由来する。 天保時代の書「盥魚庭落葉」の国分寺の境内図にオハツキイチョウと並んで描かれている。 花期9月、果実は翌年の夏に熟す。 調査日 1996年1月29日 胸高幹周 3.3メートル 樹高 13メートル 亀岡の名木 丹波国分寺跡のムクノキ 落葉高木。里山や人里に多く、また神社仏閣に大木が多い。 この木は京都府では屈指の大きさである。ここ国分寺跡には本種の他にオハツキイチョウやカゴノキら巨樹が目立つ。 これは国分寺跡という由緒と密接に関わっているからであろう。 強靭な村は寡婦、船舶器具などに用いられ、葉は木工やべっこう細工の仕上げの研磨に使用された。 果実は甘く、ムクドリが好んで食べる。 調査日 1996年1月29日 胸高幹周 6.3メートル 樹高  25メートル             関連記事 ⇒ まとめ044 京都の自然 200選  史跡 前回の記事 ⇒ 史跡宇治085  旦椋遺跡    次回の記事 ⇒ 087 下の地図のユーザー地図 の囲みをクリックすると 付近の記事が探せます close

史跡亀岡086  丹波国分寺跡 
サイト名 アートプラス京めぐり
タグ お寺 史跡・旧跡
投稿日時 2021-06-10 15:01:02

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