大通寺  長浜にての詳細

大通寺  長浜にて
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記事タイトル 大通寺  長浜にて
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長浜の繁華街は 駅の北側碁盤の目のように区画整理されていてその中の 黒壁ストリートが特に栄えています黒壁ガラス館やオタクの聖地 海洋堂フィギュアミュージアム黒壁のもう一つ北の通り 西に行くと 大通寺がありますその門前 表参道の商店街が有るのですがその名は ながはま御坊表参道商店街…… more  と言います地元では「ごぼうさん」の愛称で親しまれている大通寺。 その名のとおり、古くから大通寺の門前町として栄えてきたのがこの商店街です。秀吉の城があるのに 城下町で無く 門前町 なのが長浜なのです何故でしょう ココにも 悲しい歴史が見えてきます元々織田信長の家臣であった頃の 羽柴秀吉がこの地を 報奨にをもらって 城を建てたのが 長浜城でしたこの寺は 後にこの地に移されたのですが徳川家康は 豊臣秀吉の姿を 消したかった三代で滅びたように見えるが また その子孫を担ぎ出して天下を狙う田舎大名を恐れていたのですその為に この城だけは特に壊したかっただから 彦根城築城に この城の櫓を移したりといろいろと策を練ったのですそしてもう一つがこれです浄土真宗の本山 東本願寺に 別院を作らせたのですその場所が 長浜城跡だったのです本願寺も大きく 二派に分かれて 衝突したのですが家康さんには逆らえず ここが 総本山の別院となり御坊(ごぼう)さんと呼ばれるようになったのですその上立派な寺を建てるためにと長浜城の 基礎や天守閣は 彦根に送りその代わりに 桃山城から建造物を 移設記録では本堂(阿弥陀堂)江戸初期建立。入母屋造、本瓦葺き。寺伝では、伏見城の殿舎を徳川家康より東本願寺第十二代 教如へ贈られ、本願寺(東本願寺)の御影堂として用いたものを、承応年間(1652年〜1654年)に移建したものと伝えられる。大広間(附玄関)江戸初期建立。書院造り、本堂と同様、承応年間に東本願寺から移築したもので、伏見城の遺構と伝えられる。附(つけたり)指定の玄関は江戸時代中期の宝暦10年(1760年)に当寺の住職・横超院の内室であった彦根藩主・井伊直惟の息女数姫が祖師聖人500年忌に建立したものであると。そんな事を 知らなければただの大きくて立派な 浄土真宗の寺なのですが知っていると より明確に500円の拝観料で 立派な建造物を見ることが出来ます詳しくはこちらそして池の真ん中にある 鐘楼よりもその周囲の蓮の花に目が行ってしまったりとここの内部もそうなんですが三月のこの時期は 馬酔木の花の展覧会もあり雪国の遅い春を感じることも出来ますそして 参道商店街に最近出来たこれキツネの人形ですお花ぎつねです長浜では出世の キツネとして豊臣秀吉にも関連付けられて豊国神社の お稲荷さんのように 近年までは 騒がれなかったのですがやがては 湖岸沿いの城跡よりもにぎやかに街なかに お寺を移そうと言う声が上がりました異を唱える人も多かったのですが。このキツネが 通したと言う物語が出来ていますお花きつね」の モニュメントこの像ではなんだかわかりませんがこんな話があります むかしから、長浜御坊(ごぼう:長浜別院大通寺)の大広間の天井に、お花というキツネが住んでいると言われています。ここには、梯子(はしご)がかけてあり、毎日この梯子を登って油揚(あぶらあ)げを供(そな)える人が、後を絶(た)たないと言うことです。 このキツネの話は、長浜御坊の移転問題のときから始まります。江戸時代の初めごろには、御坊は長浜城跡(にありました。 ところが、この御坊をもっと賑やかな町の中へ移そうとする運動がおこりましたが、賛成派(さんせいは)と反対派(はんたいは)との間で意見が鋭く対立(たいりつ)して、結論が出ませんでした。そこで両派は、本山(東本願寺)の宣如上人に決めていただこうということになりました。賛成派は舟で京都へと向かました。一方、反対派の人たちは陸路(りくろ)を京都へ上ることになりました。 反対派の人たちが野洲まで来ますと、そこに一軒の茶店があり、お花さんというかわいらしい娘が働いていました。お花さんはやさしく接待をしてくれましたので、みんなはお花さんが気に入り、お酒を飲んで酔いつぶれてしまいました。そこで、やむなく茶店で泊まることになりましところが、次の日、茶店を発ち、野洲川へさしかかると、川は大水で渡ることができません仕方なく水が引くのを待つこと五日、ようやく川を渡ることができました。人々は、京都へ急ぎましたが、ちょうどそのとき、移転派の人々が上人のご裁可をいただいて、下山してくるところへ、ばったりと出会いました。後から出発したはずの者が先に着いているとは、不思議なこともあるものだなと思いましたが、移転のご裁可の後なので、どうすることもできません。 がっかりした反対派の人々はもと来た道を引き返しました。野洲川のほとりまで来て、「お花さんの茶店で一杯飲んで帰ろう」ということになり、茶店のあったところへ来てみると、、あの茶店は跡かたもありません。お花さんももちろんいませんでした。不思議に思って村人にたずねてみると、「そんな茶店なんてはじめからありませんよ」とのこと。 反対派の人たちはキツネにつままれたように顔と顔を見合わせました。そして、「城内(じょうない:当時、御坊は長浜城跡にあった)のキツネが移転に賛成なら仕方がないな」と話し合って長浜へ帰ったそうです。 長浜御坊のお花キツネは、そのときの茶店の娘と同じ名だということです。 その後、このお花きつねにまつわる話が、たくさん伝えられています。今回は解説が多くなってしまいましたが歴史の隙間が見えたでしょうか? close

大通寺  長浜にて
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タグ お寺 小さな旅 滋賀県
投稿日時 2021-07-20 15:21:02

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