古戦場跡に建つ安産子安の寺（2021.7.3）＜コース＞ 学研都市線は日中15分間隔で運転北新地 → (学研都市線) → JR鴫野 → 徒歩5分 → 古戦場跡 → 八劔神社 → 大日寺寶栄山 大日寺（真言宗御室派　摂津八十八ヵ所第十三番札所）　八劔神社参拝後は札所へ向かいますが周…… more 囲を見渡しても分からず、漸く神社の外側を南に回って到着。一見して人家と見紛う建物のためですが、神社境内から細道が通じていました。南側から見た大日寺入口正面奥が八劔神社。入口に掲げられた由緒記寶栄山大日寺(ほうえいざんだいにちじ)は、『弘仁年間(810～824年)、弘法大師巡錫の折、鴫野村に園女という女性が居た。既に二児を出産したものの再び難産に悩んでいたので大師に助けを願った。そこで大師は世の女性の難産を除くために一刀三礼の子安大日如来像を刻み自ら安置、それが当寺の草創とされる。　以来、大日寺は鴫野の村寺として、村の人達に大切に守られてきた。豊臣秀吉は大坂城築城の折、鬼門除けに参詣、境内で休憩を取ったと伝えられる。江戸時代には紀州徳川家の奥方となった5代将軍綱吉の息女が安産を祈願。その御礼に葵紋入りの戸帳を奉納したとある。東側から見た本堂本堂正面　江戸時代編纂の「摂津名所図会大成」にも「大日堂」として記され「子安の大日」として広く信仰された。摂津の人が参詣して賑わい、毎月21日にはお大師様参りの人々が一日中絶えなかったと言われる。　昭和11年再建の本堂は太平洋戦争の戦火を逃れ今日に至る。本堂は普段は閉じられているが、毎月1日、15日、21日の三回は開けられ内陣で参拝できる。本尊の子安大日如来は厨子内に安置される秘仏。その前には如意輪観音、脇には役行者、弘法大師、不動明王、阿弥陀如来、釈迦如来、女神等が並び、戦国武将松永弾正久秀崇敬の毘沙門天も祀られている。』 とあります。本堂前面本堂内陣へはここから上がる前面に掲げられた扁額と立葵の寺紋の入った提灯本堂からの眺め　八劔神社に隣接していますが、遥かに狭い境内。寺務所でベルを鳴らすと御住職夫人と思しき方が対応されて無事拝受。説明書を尋ねると夫人；「40年以上前に作りましたけど、今はもうありません。」との事。神社とは逆でした。丁度、法要を終えられた若住職が戻って来られたので、話を伺う事に。境内に置かれた石仏群お地蔵様と思いきや、修行大師像だとか和辻；「本堂に見える立ち葵は寺紋と思いますが、本多家と関係ありますか？」住職；「本多家との関りはないですが、紀州徳川家から頂いた葵紋入戸帳がありますので、徳川に所縁はありそうです。」和辻；「隣の八劔神社さんと関係はあるのでしょうか？」住職；「記録が全く残っていなので分かりませんが、かつては神宮寺だった可能性も捨てきれませんね。」和辻；「本堂内陣参拝は月に3日ですね。」住職；「ええ、でも今丁度法要が終わった所なので開いておりますのでどうぞ。」和辻；「御本尊は厨子内で秘仏ですね。」住職；「いえ、毎年花祭りの1ヵ月後の5月8日には御開帳されますので是非。」という事で、運よく内陣で仏様を拝観することができました。境内の桔梗大日寺御朱印（摂津八十八ヵ所）[参考書]大阪府の歴史散歩 上 大阪市・豊能・三島 (歴史散歩 27)新品価格￥1,320から(2021/8/7 21:42時点)摂津国八十八ヶ所めぐり新品価格￥1,650から(2021/8/7 21:44時点)ランキングにポチっと応援頂ければ嬉しいです！神社・お寺巡りランキング御朱印ランキングにほんブログ村にほんブログ村 close

大日寺（大阪市城東区鴫野東）