石山寺 ー西国三十三所観音霊場・第十三番札所ーの詳細

石山寺 ー西国三十三所観音霊場・第十三番札所ー
神社仏閣そぞろ歩き
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記事タイトル 石山寺 ー西国三十三所観音霊場・第十三番札所ー
概要

今回訪れたのはこちら石山寺です。【所在】滋賀県大津市石山寺1丁目1-1【山号】石光山【宗派】東寺真言宗【開山】良弁【本尊】如意輪観音【石山寺】聖武天皇の勅願により天平十九年良弁僧正によって開基され、歴朝の尊崇あつい由緒ある寺院である。西国巡礼十三番の札所。本堂は滋賀県最古の木造建…… more 築で、内陣は平安中期。外陣は淀殿の補修になるもの。本尊観音は勅封になっている。堂内「源氏の間」は紫式部が「源氏物語」を書いたところと傳え、本堂下の御堂は蓮如上人の母が石山観音の化身だといわれるので、その形見と傳える蓮如鹿の子の子袖を安置している。多宝塔は美しい均斉美をもった鎌倉期の建築であり、鐘楼、大門は共に鎌倉初期の建立になるものである。境内の奇岩は石山の名の出た石で硅灰石からなり、天然記念物に指定されている。(石山寺リーフレットより)東大門から入ります。【石山寺 東大門】東大門は、三間一戸の八脚門、入母屋造、本瓦葺で、正面の左右に仁王像を安置しています。現存の門は、建久元年(1190)の建築と言われていますが、慶長年間(1596~1615)に新築に等しい大規模な修理改造が加えられました。天井下の板蟇股や妻飾の懸魚などに慶長期の特徴がよく現れています。また、軒の組物に、隅を除いて尾垂木がないという特徴を見せています。明治四十年(1907)八月に国の重要文化財に指定されました。(東大門 説明板より)仁王さんの視線を感じつつ、進みます。それなりに長い参道を歩きますが、暑い!提灯がズラッと並びます。千日会はもう少し先でしたが、提灯は吊るされていました。手水舎辺りの池の鯉。入山料を納め、石段を登ると右に見えるのは、手前が毘沙門堂。奥が観音堂です。左には蓮如堂。蓮如上人が祀られています。奥には御影堂。室町時代の建立です。弘法大師、良弁、淳祐の遺影を安置しています。左奥に本堂。全景を撮る場所も無く、本堂内は撮影禁止なので、これだけです。【石山寺本堂】石山寺本堂は、桁行七間、梁間四間、寄棟造の本堂と桁行九間、梁間四間、寄棟造で懸造(舞台造)の礼堂と、その両棟を結ぶ相の間によって構成される総檜皮葺の建物です。石山寺の建立は古く、本堂は天平宝字五~六(761~2)にかけて造東大寺司によって拡張されたことが正倉院文書に見えます。その後、承暦二年(1078)に焼失し、永長元年(1096)に再建されたのが、現在の本堂で、天平宝字頃のものとほぼ同じ規模をもつ滋賀県で最も古い建物です。礼堂と相の間は、慶長七年(1602)に淀君によって建て替えられました。昭和二十七年(1952)に国宝に指定されました。(石山寺本堂 説明板より)本堂から更に奥へ進むと、鐘楼が見えてきます。【石山寺鐘楼】鐘楼は、桁行三間、、梁間二間、重層で袴腰を付け、屋根は入母屋造、檜皮葺となっています。比較的規模の大きな袴腰付の鐘楼として、前後左右の均整がとれており、袴腰全体が白壁の漆喰塗という古式を示しています。縁下と上層軒下の組物のなかでは、尾垂木を用いていないという特色があります。内部には、重要文化財の平安時代の梵鐘が釣られています。寺伝では、多宝塔と同じく源頼朝の寄進と伝えられていますが、細部の手法から、建造は鎌倉時代後期と考えられます。明治四十年(1907)八月に国の重要文化財に指定されました。(石山寺鐘楼 説明板より)鐘楼から振り返ると、その先には経蔵が建っています。【石山寺経蔵】経蔵は、高床の校倉でかつては国宝の淳祐内供筆聖教等を収蔵した建物です。建物は、頭貫木鼻の意匠や桁や垂木に反り増しがあることなどから、桃山時代の十六世紀後期頃の建立と考えられます。八角の束柱上を頭貫で繋ぎ、その上に台輪が乗り、校木は桁行・梁間方向とも同じ高さに十段組んでいます。台輪は木鼻の部分で矧ぎ木をして一木のように見せています。県下における数少ない校倉造の遺構の一つで、また、全国的にも類例の少ない切妻造の校倉として、さらに、石山寺にとって重要な経典類が良好な状態で長く収納されてきた建築としても貴重です。(石山寺経蔵 説明板より)この辺りから見下ろした境内。少し石段を登ると、多宝塔。国宝です。【石山寺多宝塔】多宝塔は、下層が方形、上層が円形の平面に宝形造の屋根をのせた二重の塔です。石山寺多宝塔は源頼朝の建立と伝えられ、建久五年(1194)の銘がある現存最古の多宝塔です。上層は小さく、軒はゆるく長く流れ、上下の均整がとれた美しい姿をしています。また、内部の四天柱に描かれた柱絵(重要文化財)には、創建当初からの仏像や文様を見ることができ、須弥壇の上には快慶作の大日如来坐像(重要文化財)を祀っています。昭和二十六年(1951)六月、国宝に指定されました。(石山寺多宝塔 説明板より)下る途中で、岩越しの蓮如堂。最後に境内を振り返り、東大門へ戻り、石山寺のそぞろ歩きは終わりです。石山寺の御朱印です。境内で目を引くのは、石山寺の名前の由来ともなった珪灰石です。石の山頂に建つ現存最古とされる多宝塔は、灼熱の中で、参拝者を見つめていました。にほんブログ村にほんブログ村 close

石山寺 ー西国三十三所観音霊場・第十三番札所ー
サイト名 神社仏閣そぞろ歩き
タグ お寺 西国三十三所観音霊場
投稿日時 2021-08-17 00:21:11

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