昨日は、神体山の山頂に、油の火のような大光明を発して祭神が鎮座した、油日神社がテーマでした。油日大明神については、記紀その他に記載がなく、まったく謎の神様です。ただし、西相殿に猿田彦命が祀られていることは、ヒントになるかもしれません。もし高天原の所在地が野洲川源流地であれば、謎の…… more 油日大明神や猿田彦命と、何らかの関係がある可能性があると思います。油日神社ホームページの、野洲川（天安河）の上流祝詞ケ原の聖地からは、常に油日大神と天照大神が遙祭されていた。という謎めいた記述も、極めて重要だと思います。祝詞ケ原の聖地とは、ずばり、高天原ではないのでしょうか？　　☆猿田彦の神をヒントに考えます。油日神社は、鈴鹿山地南部の西麓にあります。その反対側の鈴鹿山地東麓で、油日神社から北東15㎞ほどの場所に、椿大神社があります。猿田彦を祀るお社の総本社として知られ、まちがいなく日本最古級のお社のひとつです。神体山である入道ヶ嶽の奥、険しい尾根に威容を誇る巨大な磐座群は、誰もが畏怖と感動を覚える存在感ですね。白い三角形の巨大な磐座に、猿田彦が降臨したのでしょう。ちなみに、白い三角形の磐座というと、湖中鳥居で知られる琵琶湖西岸の白髭神社を思い出します。近江最古の大社として知られ、こちらも猿田彦を祀り、神体山と磐座がある、かなり古い伝統信仰のお社です。白い三角形の磐座、どちらも同じですね。　　☆椿大神社に戻ります。椿大神社の社務所でいただいた、猿田彦大本宮物語。ここには、こんな文が出てきます。入道嶽の峰つづき約一里、近江の国（滋賀県）の国境に高まる山という高山がある。（高まる山は、高天ヶ原山のなまりと言われている）。驚くべきことに、滋賀と三重の県境付近には、かつて高天原と呼ばれていた山があるのです。そしてその西側の水は、すべて野洲川に流れ込みます。つまり、高天原の安の河を野洲川とすれば、その上流には三重県側からも「高天原」と呼ばれていた地域があるという事なのです。「近江高天原説なんて、滋賀県人の地元びいきに過ぎないよね」などというわけにはいかなくなりました。つづく三つクリックしていただくと、ネタ探しの元気が出ます。よろしくお願いいたします(^_^)/~にほんブログ村神社・仏閣ランキング close

高天原はどこか・油日神社と椿大神社と猿田彦命