岐阜県の恵那峡エリア（恵那市と中津川市）は、木曽川の雄大な渓谷美だけでなく、神秘的な神社仏閣の目立つところです。≪紫色ポイント・・・笠置山≫京都の笠置山は巨石累々たる謎めいた所ですが、恵那市と中津川市にまたがる標高1128mの笠置山も負けていません。賛否両論ありつつも、山中には「…… more ピラミッド・ストーン」や「ペトログラフ（古代岩刻文字）」などの遺跡があると、古くから言われているのです。笠置山頂上の笠置神社です。神社の背後には、畏怖感漂う巨岩や洞窟がありました。神霊の籠る場であり、修行の場でもあると、古代の人々は思ったことでしょう。≪ピンク色・・・紅岩≫≪黄緑色・・・恵那峡≫恵那峡は、壮大で神秘的な景観が迫ります。その恵那峡に架かる恵那峡大橋から見る「紅岩」がこれです。神体山の容姿ですから、古代信仰があって当然の景観ですね。麓にも巨石が累々としています。ここにはこんな伝説がありました。戦国時代のころ、落ち武者たちがこの地に隠れ住みましたが、次々と討ち取られて残されたのは千鶴姫というお姫様ただ一人。嘆き悲しんだ姫は岩の上で自刃して果て、その血が流れて岩が赤いのだと。もちろん赤いのは、ダイダイゴケ属の一種が自生しているからで、血ではありません。≪黄色・・・高徳寺≫中津川市の寳林山 高徳寺。巨石信仰のお寺なのでしょうか。実際、境内の山中にある蛙薬師瑠璃光如来の上には、こんな岩があります。この岩は、もともと何だったのでしょう。謎の古代巨石文化を利用したのかもしれませんね。≪黒色・・・源斎岩≫源斎岩（げんさいいわ）は、中津川市千旦林の奥恵那峡にあります。地名が気になって、地元の軽トラしか通らないような狭い道を進むと、林の中の空き地に祠を発見。この岩がそうなんだろうと思い、帰ろうとすると、下にも岩があるような気配です。下りて見ると・・・。何とも不思議な形状です。逆Ｌ字型の岩の片方を、別の岩で支えているとでも表現すればいいのでしょうか。ここは吉村源斎という武将が砦として立てこもったため、源斎岩という名がついたそうです。奥へ回ると、何と奥恵那峡の絶景が広がっていました。≪オレンジ色・・・風神神社≫すこし南へ離れていますが、中津川市阿木字川入の「風神神社」も見応えがあるお社です。社殿の背後には、本殿らしき岩の上の祠が見えます。背後に回ります。反対側から見ると。実は、あまり目立たないこの木戸こそが、ご神体の風穴のようなのです。ここからは一年中風が吹き出ているのですが、普段は閉じられていています。そして毎年8月31日の大祭の時のみ、風穴が開けられて台風の到来を予想する神事が行われるそうです。というわけで、恵那市や中津川市の神秘的な光景はいかがでしたでしょうか。上のグーグル地図を拡大して見て頂ければ、立地点がはっきりわかると思います。この地域を通られる時があれば、ぜひ気になる場所をご訪問ください(^^♪三つクリックしていただくと、ネタ探しの元気が出ます。よろしくお願いいたします(^_^)/~にほんブログ村神社・仏閣ランキング close

笠置山から風神神社へ・恵那渓エリアの神秘的景観