兵庫県の猪名川町槻並（つくなみ）に鎮座する、素盞嗚神社。祭神はもちろん素盞嗚命（スサノオノミコト）。これが由緒書きのようです。創立年不詳　　文明十三年三月拝殿の上棟式を行うと記されています。おや、本殿は？ちなみに文明13年は1481年で、足利義澄が室町幕府第11代将軍だった時代で…… more す。あるいは『門松は冥土の旅の一里塚　めでたくもありめでたくもなし』で有名な一休さんがなくなった年でもあります。さて、境内で驚いたのは、本殿右に屹立する立石です。正面から見ると・・・乳白色の池と、丁重に置かれた丸石が特徴的です。これらには、なにか深い由来があるのでしょうが、地元の方もおられず、全くの謎です。参拝したお昼には、木々の間から漏れ射す太陽が、水玉模様になっていました。しかも、水面に反射した光かキラキラと磐座を照らし、何とも不思議な光景でした。この巨大立石が、本来のご神体なのでしょうか。ところがさらに驚いたのは、本殿背後に回り込んだ時です。これこそ本来のご神体かと思える立石が、真後ろにありました。さらによく見ると、みんなが踏んでいく、鳥居の下の小さな岩。何でしょう、これ？何か意味があったはず。そして、境内から振り返って見る、一の鳥居の上には、見事なカンナビ型の山がありました。単なる勘ですが、ここにも磐座がありそうです。神体山は、ふつう社殿背後にあります。ところがここでは、社殿背後ではなく、逆方向の正面にあるのです。たしかに時々こんなパターンもあるのですが、その意味は全く不明です。カンナビ型の山と鳥居と参道、そして本殿と背後の磐座が一直線なのですが、この祭祀構造が何を表しているのか、謎という他ありません。なお、どうも気になる事を最後に付け加えます。本殿背後の立石ですが、石仏系か古代文字系か、どうも何かの模様か文字が見えるような気がするのですが・・・・　思い過ごしでしょうか？いずれにしろ神社という伝統信仰が、実は我々の思い込んでいる概念より、かなり多様で深い意味を持っていることをひしひしと感じます。三つクリックしていただくと、ネタ探しの元気が出ます。よろしくお願いいたします(^_^)/~にほんブログ村神社・仏閣ランキング close

槻並素盞嗚神社・巨大な立石と謎の文様