－長姫神社（おさひめじんじゃ）－・長野県飯田市追手町２‐６４１・ＪＲ飯田線「飯田」駅からバス「東中央通り」下車徒歩３分　ＪＲ飯田線「鼎」駅ｋら徒歩８分飯田駅の赤くて丸い屋根は特産のりんごをモチーフにしたものだそうです。天竜川沿いの城下町として栄えた飯田。今日はここからそんな飯田の…… more 街を巡ってみようと思います。駅前からまっすぐに伸びる道を歩いていくと緑豊かな大通りに出ます。終戦から間もない昭和２２年の春。飯田は市街地の３分の２を焼く大火に見舞われたといいます。災害後にできた大通りには復興の象徴としてりんごが植えられました。地元の中学生たちにより大切に手入れされてきたりんご並木。今は人々の憩いの場であり街のシンボルにもなっているようです。そんなりんご並木の南端から松川の流れに沿って歩くと眺望が開けます。伊那谷の段丘にある飯田の中心街は「丘の上」と呼ばれるのだそうです。飯田の人々の暮らしの中にはこんな素敵な景色があるのだと思いました。追手町の合同庁舎前には飯田城の遺構「桜丸御門」があります。赤いベンガラが塗られていて赤門と呼ばれます。格式ある大名家にのみ許された特別な門。今もその気品が失われることはありません。赤門から図書館や博物館がある界隈を歩いていくと長姫神社に至ります。ここは飯田城の本丸跡。城主であった堀家の先祖、堀秀政公、堀親昌公、堀親良公が御祭神です。元は江戸渋谷の東江寺にあった三霊神を飯田にお迎えし祀りました。緑に包まれた静かな境内で参拝いたしました。神社に隣接する場所には柳田國男館がありました。柳田國男氏は日本民俗学の祖と言われます。兵庫県で生まれ成人後は旧飯田藩士柳田家の養嗣子となりました。建物は飯田とゆかりが深い氏の書屋を東京成城から移築したものです。谷川に掛かるめがね橋を渡って橋北地区の仲ノ町界隈を散策します。このあたりは飯田の大火の被害を免れたところ。かつての武家地の面影が今も感じられる場所てす。仲ノ町から暫く歩いていくと冨士山稲荷神社がありました。ここは飯田城の鬼門にあたる場所。慶長年間から続く社は、厄除け・災難除けに特に御神徳があるとされます。こちらが冨士山稲荷神社でいただいた御朱印です。長姫神社の御朱印も此処でいただいたものです。神社の方にはご多用にも関わらず親切に対応していただきました。川の水音を感じ山々を望む。そんな飯田の街並みはどこか郷愁を感じさせる印象深いものでした。 人気ブログランキングへ close

［長野県飯田市］長姫神社