鎌倉幕府初代執権・北条時政創建の願成就院から、第2代執権・北条義時創建の北條寺にやってきました。本堂巨徳山 北條寺は臨済宗建長寺派の寺院で、義時の嫡子の安千代が大蛇に襲われて亡くなった際、菩提を弔うために創建されました。本尊は、鎌倉末～南北朝時代の木造観世音菩薩坐像で、片足を踏み…… more 下げる半跏のお姿。鎌倉でよく見る法衣垂下、宋様式のエキゾチックな観音様です。木造阿弥陀如来坐像は、安千代の冥福を祈り建立された仏殿の本尊で、運慶作とも伝わります。北条政子が寄進したと伝わる牡丹鳥獣文繍帳という、龍をはじめ鳥獣と植物が刺繍された、煌びやかな繍帳（とばり）の展示もありました。境内に北条義時夫妻のお墓があるので、行ってみたいと思います。お寺のかたによると、昨年6月に、『鎌倉殿の13人』の主人公・北条義時役の小栗旬さんがお墓参りに訪れられたそう。境内から墓所に続く、小四郎山の石段を上がって行きます。江間地区を見渡せる眺めの良いところにお墓がありました。北条義時と夫人のお墓です。夫人は藤原朝光娘とあるので「伊賀の方」だということです。北條寺の御朱印です。本尊 観世音北条義時（5月23日参拝） close

北条義時の創建、義時夫妻の墓所 北條寺