奈良の談山神社は、言うまでもなく藤原鎌足が祭神です。談山神社のホームページには、法興寺で行われた蹴鞠会において出会った中大兄皇子 (後の天智天皇)と、中臣鎌子(鎌足)が、藤の花の盛りの頃、当社本殿裏山で極秘の談合をされました。と記されています。さらに、鎌足公の没後、御墓は摂津国 …… more 阿威山(現在の大阪府高槻市)に造られましたが、白鳳7年(678)唐より帰国した長男・定慧和尚が鎌足公の遺骨の一部を多武峯山頂に改葬し、十三重塔と講堂を建立して妙楽寺と称しました。これが談山神社の始まりです。とも書かれています。では、鎌足以前の談山神社とは何だったのか。そもそも、なぜ多武峰の山中にわざわざ行ったのか？重要なヒントがこれです。（ウイキペディアより）（神社ホームページより）この場所について、談山神社ホームページにはこう記されています。末社　龗神社（龍神社）龍ヶ谷の古代「岩くら」と「龍神社」この瀧と岩くらは、古神道の信仰の姿を今に 残した、霊地です。古代信仰では、神聖な岩に、天上から神を迎え、祭祀を行いました。また、この瀧は、大和川の源流の一つであり、神聖な神の水が、神山より千古の時代を経て、湧き続けています。岩上のやしろは、飛鳥時代に大陸から龍神信仰が入ってきて、わが国の水神(たかおかみの神)と集合し、龍神社と呼ばれるようになりました。つまり、元々あったのは、龍神信仰のようです。で、先ほどの鎌足公の没後、御墓は摂津国 阿威山(現在の大阪府高槻市)に造られましたがと書かれた安威地域には、龍仙峡、龍仙滝、竜王山、本龍寺など、龍に関わる場所が密集しています。談山神社に龍の磐座があったように、安威にも龍の磐座があったりして・・・と、ほんの思い付きで踏査した時に、ひょっとしてこれがその磐座群？という場所を発見しました。　☆まずは、阿武山周辺の位置関係から。山の上に、白い塔のような建物が見えます。これが京大地震研究所です。このアップです。白い京大地震研究所の後ろに、阿武山古墳、つまり鎌足のミイラが眠っていたお墓があります。また白い京大地震研究所の左上に見える、送電鉄塔近くに、鎌足が大化改新を決意したという光明石がありました。さらにその裏側、背後に続く山並みの斜面に見つけたのが、これなんです。お社も注連縄もありませんから、鎌足と関係があるかどうかは全くわかりません。しかし、ここは、阿武山古墳・光明石と続く尾根の先にあります。しかもこの岩々の下は、龍仙峡です。竜王山を除けば、安威川流域にほとんど大きい岩はなく、他を圧する巨大さが衝撃の巨石群でした。鎌足と龍神信仰の隠れた結びつきがあるとすれば、秘められた謎がここにあるのかもしれないと、勝手に思っています。四苦八苦のネタ探し、三つクリックしていただくと続ける元気が出ますので、よろしくお願いいたします(^_^)/~にほんブログ村神社・仏閣ランキング close

談山神社と鎌足と龍神信仰