ここは、和歌山県白浜町椿、山に囲まれた不思議な入り江です。何が不思議かというと、外海と違って、波も風もない穏やかな別世界なのです。人もゴミも見かけません。地元の人でさえほとんど知らない、秘められた場所のようです。そしてそんな場所に、もうひとつ不思議なものがありました。それが、この…… more お社です。背後の岩山は、見ようによっては人の首のようにも見えます。何とも不思議な存在感ですね。近寄ってみました。バウムクーヘンのような地層です。正面に回り込みます。鳥居と祠を結ぶ線上の背後には、積んだような岩の頂上に向けてぴったりと位置していました。おそらく、この岩山を磐座として始まった神社なのでしょう。この岩山が最初のご神体と考えて間違いはないと思います。それにしても、私たちは散々迷った末に、ここに降りることができました。地元の方に聞いても「そんな神社は知らん」と言われたくらいです。ただし、本当にご存じなかったのか、それとも部外者に侵入されたくないのかは不明です。　　☆ひょっとすると千年、二千年の昔、荒れた海から避難して、この小さな入り江にたまたま逃げ込んだ船の人々は、奥にそびえる不思議な岩山に神威を感じたのではないのでしょうか。この横には真水の流れる谷があり、特別の意味をもつ場所だったような気がします。この秘められた谷の名は「伊勢ヶ谷」。岬の先端部は「仏崎」ですから、地名から考えても、やはり重要な信仰の場所だったような気がしてなりません。三つクリックしていただくと、ネタ探しの気力が出ます。よろしくお願いいたします(^_^)/~にほんブログ村神社・仏閣ランキング close

伊勢ケ谷の春日神社・初めて見る不思議なご神体