佐々木氏が建立した御堂（2022.3.20）＜コース＞　春の青春18きっぷ使用【往路】JR大阪(6：21) → (快速) → JR近江八幡(7：39)駅前駐輪場→ レンタサイクル30分 → 長命寺港 → 徒歩15分 → 長命寺 → レンタサイクル15分 → 願成就寺 → 京街道門…… more 前通 → 本願寺八幡別院 → レンタサイクル5分 → 新町通り → 旧伴家資料館 → レンタサイクル10分 → 近江八幡駅前【復路】JR近江八幡 (15：09) → (新快速) → JR大阪 (16：13)姨倚耶山 長命寺（西国三十三ヵ所第三十一番札所　聖徳太子霊蹟第三十五番）南より見た重文・三仏堂　本堂から渡り廊下で続く三仏堂と護法権現社は入母屋造で檜皮葺、共に永禄8年1565年頃の再建。渡廊下は唐破風造・檜皮葺となっています。三仏堂は、『元暦元年(1184年)、近江守護職佐々木定綱が戦死した父秀義の菩提を弔うために造立したと伝えられ、釈迦・阿弥陀・薬師の三尊を祀っている。三仏堂説明本堂から渡廊下で三仏堂へ渡廊下近影本堂から池、渡廊下越しに三仏堂を見る渡廊下内部の様子　ここも本堂同様、永正の兵乱で焼失。渡り廊下で結ばれた護法権現社拝殿と同時期の永禄頃の再建と考えられる。桁行五間、梁間四間の入母屋造、檜皮葺。側回りは円柱に舟肘木を載せた簡単な造りであるが、内部は木鼻・実肘木を入れた三斗を組む。軒は二軒疎垂木で、背面は一軒としている。内陣廻りは寛政5年に改装されているが、その他の部分は当初の部材が良く残り、県下でも数少ない持仏堂形式の貴重な遺構である。』 とあります。三仏堂前面三仏堂中央三仏堂由緒窓より見た内陣の三仏三仏堂屋根の二軒疎垂木　千手観音を祀る本堂があるにも拘らず佐々木定綱が三尊を祀る堂宇を建てたのは、単に父の霊を弔うためだけだったのか？三仏堂は本堂よりも一回り小さいですが、中には本堂と同じ三尊を祀っています。しかも本堂は修行途上の菩薩像で、こちらは悟りを開いた如来像。こう考えると、一見、本堂の御本尊を敬う様に見せながら、自らはそれ以上の仏を納めるという、定綱の自負心の表れとも見えてきます。神仏を物ともしなかった子孫の佐々木道誉程ではないにせよ、定綱なりの信仰心と対抗心の混ざった【さんぶつ】と言えそうです。三仏堂（奥）から更に渡廊下を抜け護法権現堂（手前）へ入母屋造、檜皮葺の三仏堂屋根三仏堂御朱印西側から見た護法権現堂、渡廊下、三仏堂鐘楼の建つ高台から見た諸堂書籍・説明書に掲載される長命寺を代表する構図である。[参考書]滋賀県の歴史散歩〈上〉大津・湖南・甲賀新品価格￥1,320から(2022/7/8 21:01時点)佐々木京極氏と近江清瀧寺 (淡海文庫)新品価格￥1,320から(2022/7/11 21:05時点)西国三十三所めぐり (楽学ブックス)新品価格￥662から(2022/7/8 20:59時点)草創1300年記念 西国三十三所新品価格￥1,466から(2022/7/8 20:59時点)西国巡礼 (講談社文芸文庫)新品価格￥1,210から(2022/7/8 21:00時点)神と仏の道をたどる 神仏霊場 巡拝の道 公式ガイドブック新品価格￥2,490から(2022/7/8 21:02時点)ランキングにポチっと応援頂ければ嬉しいです！神社・お寺巡りランキング御朱印ランキングにほんブログ村にほんブログ村 close

長命寺　三佛堂　（滋賀県近江八幡市長命寺町）　＜長命寺　その肆＞