伊勢内宮の南東方向、三重県志摩市磯部町恵利原の山中に、「天の岩戸」あるいは「恵利原の水穴」と呼ばれる神秘的な場所があります。「天の岩戸」の伝承地は各地にありますが、内宮背後から続く原生林の一画にあるのですから、たいへん重要なところかもしれませんね。というわけで、行ってみました。　…… more ☆山中の駐車場から、しばらく渓谷沿いの参道を登ります。見えてきたのは、禊滝です。滝行の場のようです。そして、目指す水穴のある境内へ。これが、天の岩戸（恵利原の水穴）です。前に立つと、急に気温が下がり、ひんやりとしました。かなりの冷風が水と共に噴き出しているようです。この水は一日３万トン湧き出し、日本名水百選にも選ばれています。内部はそれほど広くはありません。天照大神が隠れたにしては、少し狭いですね。恵利原地区には5つの洞窟があるそうで、他に広い場所があるのかもしれません。さらに上には、天の岩戸と書かれたお社がありました。その背後は、磐座っぽい岩盤が見えます。この背後の岩が、神の依り代だったのでしょうか？そういえば、参道や境内には、磐座信仰を思わせる岩がいくつかありました。車のない昔は、渓谷沿いに細い山道をかなり登って、やっとたどり着く聖域だったのでしょうね。清々しい霊気に満ちたところでした。四苦八苦のネタ探し、三つクリックしていただくと元気が出ますので、よろしくお願いいたします(^_^)/~にほんブログ村神社・仏閣ランキング close

天の岩戸（恵利原の水穴）・伊勢神宮の聖域エリア