妙見寺についてこれまでと記載順序を逆にします。ここは寺院ですが神仏習合の名残が色濃く、寺社に隣接して妙見尊を祀る“妙見宮”があり、「蛇より行事」が毎年８月７日に営まれます。奥の山門が妙見寺、手前の鳥居が妙見尊です。妙見寺本堂です。妙見尊参道の途中にある「蛇より行事」を行う鳥居です…… more 。この神事は１００m〜１５０mの萱の大蛇を作り、石段に沿って安置するものです。これにより、村内への疫病進入を防ぐという神事です。妙見尊社殿です。一対目  明治時代の狛犬達明治三十九年（１９０６年 ）奉納石工名不詳 大きな台座の上に丸っとした狛犬達です。尻尾の流れが独特で、阿吽とも頭に窪みが彫られています。吽の狛犬には修復跡が見られます。この光景を見ると神社参道そのものです。二対目  平成時代の狛犬達平成十六年（２００４年）五月奉納石工   浜中石材店蛇より行事を行う鳥居の両脇にいる狛犬達です。出雲型と言われるお尻を突き上げた型です。阿は雌、吽は雄で、子獅子が台にぶら下がるように作られています。顔がリアルに彫られており、目の色が眼球全体に施されていることから、想像上の宇宙生物の雰囲気を醸し出しています。狛犬？ 狛虎？妙見寺山門にいる狛犬達（とネット上書かれています）には違和感を感じました。顔つきが狛犬ではない事と共に、尻尾の形状が狛虎と言われる石像のものと同型です。そのため、ここでは「狛虎」として掲載します。本堂前天水桶に棲む狛犬達 close

妙見寺の狛犬達