飯舘村の綿津見神社の詳細

飯舘村の綿津見神社
秩父・仙台まほろばの道
ページの情報
記事タイトル 飯舘村の綿津見神社
概要

もうひとつ重要な神社に行ってたんだ! 綿津見神社♪福島県相馬郡飯舘村に鎮座。 山積見神社から車で10分くらいの所に綿津見神社があり、 ヤマツミとワタツミを同時に参拝できるとは! 看板などの説明が見当たらなかったので、ネット情報より。 『御祭神は綿津見大神、五十猛命、大屋津…… more 姫神、抓津姫神、 闇於加美神、玉依姫神、鎌倉権五郎景政。 社格は明治三年に郷社に列格。 延喜式神名帳の『苕野神社(くさのじんじゃ)』の論社にもなっている。』 苕野神社と同じ神を祀り、後に綿積見神社に置かれたようです。 『社伝より、大同二年(806年)に『苕野神社(くさのじんじゃ)』として 祀ったのが始まり。 後、元和六年(1620年)に熊川長春という人物が当地の領主となり、 氏神の八龍大明神を併せて祀り、社名を『八龍大明神』に改める。 明治三年、郷社に定められたのに併せて現在の『綿津見神社』に改称したとのこと。』 ちょっと聞きなれない大屋津姫神、抓津姫神(オオヤツヒメ・ツマツヒメ)は、 樹木の女神でスサノオの兄:五十猛命と記される(日本書紀) 姉が大屋津姫神、妹が抓津姫神。 全国の木々の植樹をしたと伝わる。 『オオヤツヒメの神名の「ヤ」とは、家屋の事であり、 彼女が樹木を司る神であると同時に、樹木から作られる建造物、 家屋や船などの神である事を示している。 ツマツヒメの「ツマ」は建物を築くために製材した材木を意味する。 また、木種を全国に撒く事は、子供を産む力を持った女性として、 彼女たちは生殖を司る神でもある事を意味する。 現在においては、兄神五十猛命と共に木の文化を司るとされ、 林業や建築業の女神として信仰を集めている。』 -------------------------------------------- 綿津見神社のある所は「草野」という。 今年の春、福島市内の大山祇神社(大山積見神社)へ行き、 ここにも狼の護符があった所です。 正式に「阿奈波(あなば)神社」と言い、この阿奈波が、「あんばさん」で、 苕野神社のことだった。 苕野神社は別名「あんばさま」という。 天狗です。 苕野神社は標葉郡の神社の中で唯一の式内社。 震災では津波により海側の社殿は流出、前宮司の家族も犠牲になったそうです。 現在でも原発のため警戒区域になっている所で、立ちいることはできません。 寂しいですね。 しかし震災後の2012年に、岡山県神社庁と岡山県神道青年会、 東京都神社庁の支援を受けて仮社殿が震災前の社殿鎮座地に造営されたそうです。 (なぜか岡山・・・後に繋がる?) 御神霊は飯舘村の苕野神社の分霊社である綿津見神社から賜ったもの。 宮司には前宮司の三女が就任し、現在も苕野神社へ奉斎している。 ということで、綿津見神社と苕野神社は繋がっています。 昨年、双葉町の古代史妄想していたので、参拝できて良かった。 こちらも明るくて、立派な神社です。 なんだか、じ~んと感動してしまった。 なんだか良い所なのに、寂しそうなんだよね~…。 里山がいんだよな~。登りたいなぁ。 苕野(くさの)神社(タカオカミ、クラオカミ、五十猛など)は、 茨城県大杉神社と関係深く、眷族は烏天狗、鼻高天狗。 義経の家来、常陸坊海尊が大杉大明神の神徳により奇跡を起こしたと伝わる。 そして、この神社の眷族である烏天狗を、阿波さま(あばさま)とよんだ。 阿波が属する台地「信太流海」「夢むすぶ」神といわれる。 霞ヶ浦のことで、航路標識に大杉を利用していたそうです。 虎捕山伝承に高句麗が関係していそうなのもあって、 綿津見神=苕野神社と考えれば、こちらは新羅系である。 しかし、高句麗・百済VS新羅のような話になっていくのですが、 実際は、大陸では敵対していたと思うのですが、ほとほと対戦に疲れきった人が、 荒波の航海にもまれてやっとの思いで日本に上陸し、 また戦う気など、さらさらないはずです。 その目的で日本にきているわけではなく、多くは亡命みたいなところもあり。 また帰化人というように、「やっぱ日本がいいや」、と戻ってきている。 その扱いは、朝廷でも受け入れているのだから、先住民は面白くないな、 と思ったこもあるだろうし、難民の受け入れのような状態になっていたと思います。 新羅国の女神説------------------------------------------- 『元禄年間に藤橋月船という者が記した「標葉記」によれば、 古老の話では、苕野の神は新羅国からやってきて請戸の小島に現れた女神であるという。 この時初めて、阿部氏と荒氏はこの女神を信仰し、阿部氏は特に何もしなかったが、 荒氏は小島に社を設けて女神を祀った。 その後、保元年間にいたり、標葉氏の祖である平隆義が標葉郡を領有するようになると、 請戸明神を鎮守神と定め、社領の寄付や社殿の修繕を行い代々篤く崇敬したという。』 他にも九柱の神女説というのもあり、 『磐楠船(クスノキでできた頑丈な船)が岸に漂着した。 船の中を除くと、九柱の神女がおり、神女の放つ霊光と美しい顔は尋常ならざるものであった。 苕野の浜に住んでいた阿部という強者はこれを怒り怪しんで、 矛を片手に九柱の神女へと向かっていった。』 この話は、渡来してきた人が後に船の安全を守る女神になっています。 安倍氏もかかわる話ですが、墨虎が安倍氏の側近であり、 角田や丸森町に潜伏していたのは、あり得ると思います。 「安倍高丸」という人がいて、「丸」が「丸子氏」でしょう。 南北朝時代に「諏訪大明神絵詞」に、「悪路王」や「高丸」と書かれている。 朝廷に反対した奥州の豪族で、坂上田村麻呂と敵対します。 丸子氏は、和邇氏といわれ、王仁ともかく。 おそらく、この系譜が実際どうかは不明ですが、ここからアテルイ説になり、 マロと対戦するような話になっていったと思います。 いずれにしても安倍氏と関係する一族であると私は思います。 小手姫の夫と伝わる崇俊天皇を排除した東漢氏が、 阿知使主(あちのおみ)を祖とする帰化人。 高句麗や百済側の聖徳太子、もしくは秦氏、東漢人は、新羅の妨害があったと思われます。 この阿智と似た名前の越智氏がいて、混乱する。 越智の方は、愛媛県で大山積見神の方なので、私は越智氏が狼信仰に関係して、 阿武隈川に上陸した一族であったと思っている。(思うだけ) そうであれば、狼信仰に繋がるわけで。 妄想しかできませんけど、 越智氏の祖は思兼命。秩父彦の祖も同じく思兼命。(先代旧事本紀では) 秩父神社は、思兼命。ですが、あまりこの神社については狼の匂いはしません。 ご神体は武甲山なので、武甲山は狼信仰ではありません。 阿武隈川から上陸している越智氏であるから、角田に日高見神社があると? 妄想して書いてましたが、茨城県から逃れてきたと妄想する。 長野県に越智神社というのがあるのです。 須坂という地名で、「スサ」が同じ。 二ギハヤヒ一柱なんですね。 この由縁によれば、越智氏は物部氏からきているのです。 なので二ギハヤヒなんだと。 『伊予国風土記』 「伊予の国の風土記に曰く、乎知(おち)の郡の御嶋(みしま)。 坐す神の御名は大山積の神、またの名を和多志(わたし)の大神なり。 この神は、仁徳天皇の御世にあらわれ、百済の国より 渡り来まして、津の国の御嶋に坐しき。 この地を御嶋というのは津の国の御嶋からきたものである」 ------------------------------------------------ これ以上書くと混乱するので、鹿野姫に戻りますけど、 結局、戻るわけで・・・。 ワタツミといえば、石巻の零羊崎神社。 豊玉姫を祀り(大綿津見神)海上の守護神。 零羊崎神社がある牧山も「真野」とよばれていたのだから。 散々妄想していたので割愛しますが、香野姫は草野姫とか鹿とも書く。 墨虎が生まれた真野は、石巻の綿津見神となるべく真野へ。 それは「あんばさま」の正体でもある。 もうひとつ、大河原にも「金ヶ瀬の真野」がある。 そこに伝承されるあこや姫。 墨虎=小手姫=あこや姫=魔鬼目。 みな「真野」繋がりで、その女性たちが、白狼を操ることができる集団だとしたら? ホツマの先生が、ヤタガラスとは、三本足の烏で(実際いたらしい) 霊鳥なのですが、そのカラスを扱うことができた集団をヤタガラスといったそうだ。 カラスは、「枯らす」で、悪いものを枯らす意味があると。 シャーマンみたいな。 であれば、狼を連れている人がいても全然、おかしくないよね。 もう鳥と狼というと、烏孫が浮かぶけど。 鷹匠みたいな。砂漠の民。 ※鷹形金冠飾り(一級文物・戦国時代) 主体は翼を広げた雄鷹。鷹は狼が羊に噛みつく場面を描いた半球体の上に立ち、大地を見下ろす。 額の部分は虎と野生羊と馬が臥せた姿の浮き彫り。 これまで発見された中で唯一完全な「胡冠」の実例で、匈奴の王冠の優品。 ※スキタイと匈奴 遊牧の文明 https://1000ya.isis.ne.jp/1424.html 滋賀県にも「真野」があり、琵琶湖の西側。 春日山古墳があるところで、これも春日社のある大野田と繋がっていたりして。 滋賀県の春日山古墳は、和邇一族の墓なんだよ~。 アテルイの枚方と関係する地だった。七夕発祥地。 鹿江比売神社(かえひめじんじゃ)というのが、阿波国(徳島県)にある。 祭神が、「かえひめ」で、草野姫と同神。 古事記では「鹿屋野比売神」日本書紀では、「草野姫」とされる。 飯舘村の綿津見神は、苕野神社と同じで、草野姫から由来すると考えます。 「あんばさま」も「阿波さま」と呼び、鹿屋野比売神は、 古事記では大山祗神との間に、四対八柱の神を生んでいる。 で、鹿屋野比売神は、阿波一宮の「大麻比古神社」の末社なのです。 その「麻」の神が、「猿田彦神」なのです! 佐須が焼畑という意味であり、「サ」の音に原始的農業があるのは、 その後の植林と考えられ、植物の成長を意味するものでしょう。 「麻の音」など、植物の何かを示している音ではないかな? という妄想しかできないが。 ス=スサノオ、サ=サルタヒコ。 合わせて「スサ」or「サス」 綿津見神の海民は、東北では宗像三女神が多く祀られている。 萱=カヤ=カノ姫となり、草野姫と漢字をあてて、クサやスサとよばれる ようになり、焼畑を意味するものになった。 それは、原始農耕が伝える自然なサイクルだったと思います。 そこに「麻」があり、後で書きますが、麻が狼と関連しているようなのです。 それは、原始的な祈祷をしてきた物部氏が関係すると? その一族が、熊野修験となりヤタガラスを・・・。(これ以上わからん)笑 あんばさま妄想で、結局は、猿田彦なんじゃないかと思い、 手長・足長明神とか鹿狼山がそれで。 いろいろあります。 ちなにみ前回書いた東京の虎狛神社のご祭神は大歳神(大年神)で、 「香用比売命」という人もいて、葛木坐御歳神社の御年神は、大歳神とある。 それが二ギハヤヒの娘という。 近くの二上山は、二ギハヤヒ降臨地。 二ギハヤヒはマレビトとして葛城一族に入りこんだと。 御歳神=高照姫=下照姫。 ということは、大野田の春日社古墳に春日神社なのは、 大歳神を祖とする人・・・・葛城一族?だとしたらロマンがあるね~。 こればっかりはわからないけど。 いずれにせよ、岩を神格化し巨石信仰が残されているのは、 縄文のルーツがあることは確かなので、磐倉が何であるかを妄想することで、 ケルトな世界や縄文精神が、どんな人たちによって受け継がれ、 なぜ消えてしまったか。ということもいろいろわかってくると思います。 ※シンクロの渦だらけですが、情報をいつも教えてくれる Gメンバーには感謝してます。また教えてね~♪(^-^) close

飯舘村の綿津見神社
サイト名 秩父・仙台まほろばの道
タグ 東北地方の伝説(福島県) 神社
投稿日時 2018-11-28 02:20:03

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