福島稲荷神社のハルニレと五行説の詳細

福島稲荷神社のハルニレと五行説
秩父・仙台まほろばの道
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記事タイトル 福島稲荷神社のハルニレと五行説
概要

福島駅から15分くらいの所に福島稲荷神社があります。 お稲荷さんへ参拝することはほとんどないのですが、 陰陽師の安倍清明の伝承がある珍しい神社(東北では) なので、行ってみたのです。 雲がかかる冬の蔵王連峰(右端が青麻山) 行ってみると立派でした~。 そしてハルニレの木が福…… more 島市の天然記念物になっていました♪ 白狐よりハルニレに導かれた神社。 こういうのがとっても嬉しい~。 白狐はいつも陰陽師に退治されていますが、なんなんでしょーね。 福島稲荷神社のニレ 『ニレは、ケヤキと並んで材質がすぐれ昔から神社、仏閣の建築や仏像の 彫刻等にも使用されていた重要なもので、かつては、当地方にもケヤキ等と 共にニレの大木も数多く生育していたと思われるが、現在はほとんどその大木を みることができません。 本樹は、福島稲荷神社の神域にあってよく保護されたために 自然状態がたもたれて、枝張りおよび樹高は東北地方まれにみるものとなり得たものです。 太さは、根回り4m、目通り2.75m。高さ21m。 樹勢もよく、とくに自然木として樹姿も十分に整っているので、 学術研究の資料および福島市の自然を記念するにふさわしいものとして、 天然記念物に指定しました。』 陰陽師の話の前に、ハルニレの「木」の五行説について。 詳しいことはわかりませんけど。 なぜ「木」なのかをちょっと簡単に。 木が重要なことは、ニュースをみて思うことです。 世界のニュースをみると、燃えることが多いのは確か。 札幌のガス爆発の件もそうですが、冬は乾燥するので火事は多いにしても、 世界中で火の映像が多すぎると感じます。 もしかして鶴と亀の陰陽は、陰陽師のことを言っているのかもしれない? でもなぜ?? ハルニレは、ニレの木でケヤキ属です。 アキニレというのもありますが、南の方で生息する木。 ハルニレは北方に多いので、アイヌ伝承では「チキサニ」とよび、 発火する木なので、ハルニレで火を起していたことが天地創造の神と結びつけられ、 ハルニレ伝承が生まれました。 カンナカムイ(雷)がハルニレに恋をして、落雷の炎からオキクルミが生まれた。 オキクルミはアイヌの創造神となり「アイヌラックル」と言います。 「人間みたいな神」の意味があり、口承で伝わっているため、実際の元の話が どうであったかはよくわかっていません。 ハルニレ 「陰陽五行:稲田義行」著の話から参考に。(この本はわかりやすくて面白い) 循環する木土水火金があり、五行の配列を「書経」に記載されている 水火木土金から木土水火金へ並べかえたものがあります。 この並べかえには大きな意味が込められており、木は土を剋し、土は水を剋し、 水は火を剋し・・・という循環がある。 木は土の栄養を吸収してしまうので土にとって木は相性が悪い。 力関係でいえば、木が土に勝つ。 土と水の関係でいえば、土は水をせき止めるので、清らかな水の流れをよどませる。 土は水に勝る。 同様に水と火は、水は火を消すので火にとって水は相性が悪い。 火と金は、火が金を融解させるため、金にとって火は相性が悪い。 金と木では、木は斧(金)で切ることができるため、木にとって金は相性が悪い。 わかりやすいのは、秩父の聖神社がムカデを奉納するのは、 ムカデ=土と考えれば、荒川の氾濫する水を剋しするために、 土(ムカデの使役)を奉納したわけで、神社には五行説が生きているのです。 このような思想を融合させたものが、五行相剋説と言われるもので、 中国ではこの五行を利用して王権を倒した話などもあります。 砂金妄想から木に繋がり、木がタイヤにからまって停められた事も、 五行の世界は、車輪のように回っている。 けれど、木がその車輪を止めようとしている。 それは、循環が生きていないと解釈した。 木にとって必要なのは、やはり土ですよね。 土との相性が悪いといえど、木にとっては土が必要。 世界中で「土が消えている」ということが言えます。 これ以上、木を伐採するな、と聞こえる。 沖縄の辺野古に土砂が入るというのも、繋がっている話なのでしょう。 沖縄の海にとって、清らかな水を淀ませる土がそれを物語っている。 ハルニレ その土を剋しするには、やはり木。 木があってこそ、海が守られることがよくわかります。 中国に「天人相関」という言葉がありますが、 天の禍福(かふく)が、人の世の禍福をもたらし、 人の世の禍福が、天の禍福をもたらす。 著者によれば、人の世で見られるのは、トップの政治家や経営者たちで、 何かを中心に活動している人は、人に見られるため「木」と言われます。 五行説では、木が唯一目に見える存在です。(地上にあって見える) 相性の相は、木の目と書く。 ハルニレ 目の傍らに見える木という意味で、それは見られている意味にもなる。 そう考えると、ゴーン氏の逮捕の件も、貪欲さが見えたから木の性質を失ったわけです。 その貪欲さを見た従業員によって訴えられていることを考えれば、 木であるべき人が、金に溺れて、結果、金(斧)によって木が切られたのだから、 ゴーン氏も切られたわけです。それは自身が起こした結果であり、自然の摂理です。 このようなことが連鎖していくのは、歯車が、はずれているからだと思います。 犯罪の多くは、全くそれを悪いこととは感じていない。 それを本当の悪というのは、ユダヤです。 悪い行いそのものではなく、悪い行いをしている自覚がない人のことを「悪」と述べている。 普通は、悪いことをしている自覚があって始めて、反省することができるのですが、 自覚がないのは、反省すらできないから問題なのです。 木が芽吹くと葉がおいしげ成長するのを、もうこれ以上成長ができない事に。 また、その成長を止めているのが自分であることも、一生気づかないのでしょう。 木は、火も含んでいる。 木をこすると火が生じるように、木の中にも火が含まれている。 チキサニの話は、火を生みだした木になっている。 木→火→灰→土→金が生じて水になる。 この循環が止まっているのが、今の世界なのかもしれません。 色の五行配当では、黄色は中間色。 アメリカと中国はよく似ていると私は思います。 中国にいた時、中国人はアメリカ人のような気さくな陽の人たちと感じました。 ちなみに、木は陽で水が陰。その間にあるのがやっぱり土! 青は陽、黒は陰。 木の色は、五行色では正色が「青」なんです。 だから青のシンクロばっかりあったのか。納得! ちなみに紫は、北極星の色だそうです。 福島稲荷神社の直線上には、福島城があったので、 風水によって福島城が建てられたのですね。 仙台城も六芒星の話があります。 伊達政宗?の構想なのかはわかりませんが。 仙台市の六芒星に対し、福島市の五芒星が面白い。(五芒星に結ばれている意味ではない) ------------------------------------------- さて、そんなハルニレは、手を広げて祈る木から繋がっているとますます思う。 福島は第二の奈良の都と言えるのですが、「左遷」という気持が働いている都人の 屈辱的な町としてさまよっている感じを受けます。 とにかく福島は広いです。 福島盆地をみるとこんな良い場所は、ほっとけないだろうとも思う。 決して雅な都ではなかったが、貴族としてのプライドを捨てられず。 その思いを陸奥で果たそうとした「真野」が、ずっと悶々と残っているようなのです。 また、地元の人たちは長年、そんな貴族を受け入れている。 その器が大きい。 福島は実は歴史的にみてすごい所なんだよね、と言っても地元の人もほとんどの人は、 ぽっかーんだし、「縁がないと行かない」といったことをよく聞きますね。 考えてみると、私は逆なんだな~と。 自分から行って縁を作っていることに、いまさら気づいた・・・。 あちらとしては迷惑な話だと思っている霊もいるでしょうが、 大体、受け入れてくれているという思いこみが勝ってます。 今回も、ハルニレに関しては、やっぱり何かが私の勘違いを教えてくれている。ww そんな出来事があると、やっぱり木は見ているのだな~。 そのハルニレを、最初は違う木をみて写真を撮ってましたが、 なんだか違う木のような。 看板の「柵に入り、木に触れない」と書いてあるけど、 奥ではお正月が近くなってきたので、 氏子さんたちが清掃していたので、入っていけない雰囲気。 みな、忙しそうでね。 入口にハルニレがあるという思いこみがあった。 で、ぼんやりこの木なのか立ち止まっていたら、 向こうからナイスタイミングで、おじさんがやってきた。 このタイミングはっ! すると、「それハルニレじゃないよ、奥の木だよ」と、教えてくれた! ほんとに奥に大きな樹があった! あれかーーっ! あぶねー。そのまま帰るとこだった~。 「写真とってもいいですか?」と一応、断りを入れてさっさと入ったら、 おっちゃんたち忙しいのに、ハルニレの側にあった道具とか片付けてくれて、 優しんだよね~。 「俺を写真に撮んのかと思ったよ、うひゃっひゃ」と言うおっちゃんに、 「そんなわけないでしょっ」で、うひゃひゃ。 お決まりのおっちゃん会話につきあうわけで。 ええ、おっちゃんいると大体そうなります。ええ。 裏に回ってみる神社も結構好きです。 後ろ姿の神社って色ぽくない? そう思っているのは、私だけか・・・。 なんか神社の裏の方が、一番力がみなぎっている思うのですが。。。 そのままぐるりと回って出ていこうとしたら行き止まり。 仕方なし、またおっちゃんのいる所に戻ると、 もうタバコ吸って休んどる。笑 さっきのハルニレを教えてくれたおっちゃんにお礼をいったら、 「あっちは、$#5&*¥%・・・」って、もー語尾が何いってんかわかんね。 福島弁が全然聞き取れない。 3回聞き返してわかった。 向こうは「行き止まりだったでしょ」という事だった。笑 「もう帰るの?タバコ吸ってかね~の?」ってまた別のおっちゃん会話。 吸えないし、もう帰るし。 何かと面白いおっちゃんたちでした。 私はあーいうおっちゃん嫌じゃないのよね。 すっかり癒されているんだから、相当だよ。笑 風が強くなってきたので、足早に福島駅に向かう。 急に風が強くなり、駅中のカフェで知らないおばさんに、 「風が強いね~」といきなり言われて、(ああ、風の陰陽師・・・)と思うのでした。 さて、まだまだ謎の陰陽師。 福島稲荷神社に、なぜ、安倍清明なのかを妄想ス。 おまけ---------------------------------- 居酒屋道祖神村・・・「軽視庁」と書いてある看板を発見。 やばいー。でも気になるー。 入る勇気のある方は、後で感想教えて下さい。笑 文化通りがいいっ! パンケーキのカフェもありましたよ~。 close

福島稲荷神社のハルニレと五行説
サイト名 秩父・仙台まほろばの道
タグ 東北地方の伝説(福島県) 神社
投稿日時 2018-12-20 15:20:02

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