相馬小高妙見神社と武甲山の天使の詳細

相馬小高妙見神社と武甲山の天使
秩父・仙台まほろばの道
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記事タイトル 相馬小高妙見神社と武甲山の天使
概要

相馬には相馬三妙見神社があり、 ・相馬中村神社 ・相馬太田神社 ・相馬小高神社 となっています。 大蛇伝説のある石仏に近い小高相馬妙見さんに参拝してきました。 小高は「おだか」とよみます。 この神社、「愛宕山史跡」を書いた時に、なにげに妙見様として リンクしてはっ…… more た図の神社でした。 少年みたいな妙見さん。 由縁 『南北朝時代に、北畠顕家率いる南朝の軍勢に対応する為に建設され、 建武政府下の1336年に攻められ一度陥落している。 翌年1337年に城を奪還してからは、第16代当主相馬義胤が本城を牛越城や、 中村城に移転するまで、約260年間に亘って相馬氏の居城であった。 』 お城だったんですね~。 相馬義胤という人がここを拠点にしていたと。 相馬氏の守護神である天之御中主神を祀る相馬小高神社が建っており、 相馬野馬追祭りの時に、裸馬を素手で取り押さえ神社に奉納する「野馬懸け」の 場所として知られている。 妙見さんの姿は、こんな感じでピースサイン・・・してないけど、 頭に剣をかざしている姿なのですね。(兵庫県のお寺の写真) 相馬義胤は、千葉氏の庶流相馬氏二代当主。 「胤」とつける決まり。 畠山重忠とは親戚だったのにも関わらず、北条義時に与して重忠を討ってしまった…。 それで陸奥国の一部を領土とした。 秩父人としては、悶々とする話です。 畠山重忠は秩父では神格化されていますので。 相馬妙見については「相馬妙見の宇宙」で書いてますので割愛します。 天満宮 土蜘蛛と同じように言われていた佐伯というのも、小高にいたと。 佐伯の小高というものがおり、 比定地は行方市南部の小高(おだか)にあたる。 茨城県の小高のことです。 そのまんま佐伯部は相馬にきてないかな~。 秩父神社も妙見信仰で、秩父を治めていた丹党一族であった丹党中村氏は、 相馬妙見と同じく、千葉家や秩父平家との関連は、 平将門を敬っていることにあります。 丹は、月にもなる漢字です。 元旦の「旦」は、大地に日が登る意味があり、 丹の中に、月と太陽の意味が含まれている日月信仰なのです。 三日月信仰は、狼だった。 天照大神 ここがとっても明るくて良い気がある鎮守の森でした。 丹党一族は、日月信仰と妙見の星信仰の三位一体をさしている。 鶴と亀の統べるというのも、「八尋鰐(やひろわに)」のことで、 国津神と天津神の統一と言えそう。 秩父神社に天神地祇社(てんしんちぎしゃ)がありますが、 『全国各国毎に「一ノ宮」「総社」の運営、祭祀の尊重が図られるようになりました。 かつて秩父地方は、知知夫国として独立した存在ではありましたが、 その当時にはすでに武蔵国に属しており、 現在の東京都府中市に鎮座します大国魂神社が武蔵国の総社とされ、 その第四ノ宮に当社のご祭神が奉祀されました。 古くから当神社の境内社の一つとされて参りましたこの天神地祇社は、全国の一ノ宮 (計75座)をお祀りしています。』 ※秩父神社の天神地祇社 簡単に言えば、天神地祇社とは、国津神と天津神を総称して祀っている。 その理由に、「天の岩戸」があるでしょう。 八意思兼命(秩父神社御祭神)が神話の中では多くの神々のまとめ役といった存在なので、 秩父神社に一ノ宮をお祀りしたとの事。 しかし、そんな秩父神社のご神体が武甲山なのだから、複雑です。 秩父神社は後から天津神がおりてきて、天之御中主神を祀り天の中心とした。 八意思兼命のいた秩父で天戸開きをすることで、国津神から天津神のイナリへ。 あの秩父が?って感じなのですが、秩父が国津神と天津神の誓約をしていた 舞台とは想像できないが、古くから修験者たちが武甲山を神格化していた ことを考えれば、あり得るのです。 これは各地で行われていたので、秩父もそれに含まれるという意味です。 それに北緯36度線の誤差はあるものの、ほぼ、諏訪大社(上社・下社)、 鹿島神宮、秩父神社は同じラインにある。 これを「ミロクライン」とも言われ、国常立命のラインであるとも言われる。 しかし、破壊されているのは武甲山のみ。 おそらく、破壊と再生を繰り返す神として、武甲山が存在していることがあり、 「それによって守られている聖地がある」と思います。 レイラインは光を刺し貫く意味がある。 そして冬至は西洋でやぎ座の始まり。 やぎ座とは、羊零崎神社の真野で想像していた下半身が蛇(龍)のエンキだった。 その始まりに相馬妙見にお参りした意味があったのでしょう。 またもや雷神様 ----------------------------------------------- 妙見神も破壊神といわれます。 武甲山が環境破壊といわれて、企業もあせりをみせているのですが、 地元の人も賛否両論。 自然環境を守りながら採掘をするというのは、とても矛盾しています。 止める?止めない?YES or NOのどっちかしかない。 しかし、変化は少しづつみえてきている。 地元の仲間たちの努力が実り、ようやく、山岳家たちが動いてくれた。 「採掘方法を変える」べき。 ※毎日新聞 みんな、石灰開発を今すぐ止めろ!と訴えているのではない。 採掘のあり方をもう少し考える必要があり、 またその恩恵を受けている武甲山について、何も関心がないように がむしゃらに破壊し続ける企業が悪に見えるだけなのだ。 例えば、チチブイワザクラがそうなのですが、 石灰岩に咲く武甲山固有のチチブイワザクラは、石灰を発破するために、 岩に咲いているイワザクラを苔ごとごっそり取り除かれ鉢植えに移植されている。 チチブイワザクラ http://hanamist.sakura.ne.jp/flower/gouben/sakura/titibu.html 立ち退きされたチチブイワザクラ・・・。 そーいうところが秩父だな、と思う。 他にやり方あるだろ?という市民の声が多くなるのは当然。 この花たちは、武甲山で咲いていたいのに、その石灰を破壊し、 東京にセメントを売っている。 その東京人は、パワースポットといって三峰神社や秩父神社へ行く。 環境を考えていない企業のあり方は、もう受け入れられない。 また、自分さえよければそれでいいといったパワースポットも受け入れられない。 しかし、破壊はこれからも続く。 そのようなやり方が、秩父妙見神なのだと痛感するのです。 そんな武甲山を相馬妙見神はどう思うのか? 本当に聞いてくれる神がいるならば、相馬妙見神に教えてほしいと思った。 切実な思いを小高妙見さんにぶつけた。 あの少年のような妙見さんに。 武甲山に力を与えてほしいと。 そんな祈りが届いたのか。 この後、武甲山からのメッセージがあった。 -------------------------------------------- 妙見神社の後、お昼を食べて原町駅近くにある図書館によってました。 とてもきれいな図書館。 主人が屋上に展望デッキがあるので行くというので、ついていきました。 屋上は花壇とイスがあり、主人はイスに座ってスマホをいじっている。 少し離れて向かいに座り、私はぼけ~と空や雲をみていました。 もう帰ろうと思って主人の方をみていたら、ふわ~とゆっくり白い何かが落ちてきた。 ぼた雪が降ってきたみたいな。 風に舞って紙きれでも落ちたか?と思い、気になったので近寄ってみたら、 なんと小さな白い鳥の羽でした。 めずらしっ!! 鳥の羽が落ちているのを見たことはあっても、 目の前に降ってくるのは初めて。 こんなことがあるんだな~って関心してしまった。 思わず写真にとる。 なんの鳥でしょうね? ・・・ふと武甲山らしい羽だ、とそう思った。 そういえば、鶴と亀の統べる妄想で、妙見さんは亀にのって武甲山の大蛇窪から下りてくる。 それは大蛇窪にも伊雑宮の御霊(鶴)がいたのでは? 大蛇窪の御霊が、籠神社の亀によって降りてくるならば、 そこには、鶴のクル:kur(影向)がある。 その姿は白い鳥の羽。 小さい時から、幻想的な宇宙の夢をよくみてました。 満天の星空をよくよく見ると、動いている。 星ではなくUFOだったという衝撃的な夢でいつも目が覚める。 決まっていつも実家の庭からだった。 宇宙の夢は大学生頃までみていたので、 仙台にいても宇宙の夢をみる時がなぜいつも実家の庭なのか、と思っていたが、 ある時、武甲山の影向が夢に現れ、それはおさげ髪の少女の姿をしていた。 それから私にとって武甲山は天使みたいな存在になっている。 宇宙と繋げてくれた武甲山は、石灰開発が進み、 もう宇宙の夢をみることができなくなった。 宇宙に繋がれなくなったと思っていたが、白い鳥の羽をみて、 もう一度宇宙と繋がりたいと思った。 幻想的な宇宙に包まれていた少女の夢を、もう一度見たい。 「武甲山氷雨除けの護符」があります。 何度もこのブログでは書いてました。 氷雨とは「コオラサメ」と読む説がある。 茨城県の地元の話では、コオラサメとはカカセオ(香々背男)のことを言うと。 星神は機織りの中に織られて封じられたと。 武甲山の猿田彦神に梵天あげの祭りがあるのは、ちゃんと意味がある。 梵天が宇宙と繋げる役目なので、代々、実家でそれをお祭りとしていたのだから、 宇宙の夢をみせてくれているのは、カカセオだと思った。 それが、猿田彦命の目であるカガ(輝)のカカセオだ。 もう一度、宇宙と武甲山を繋げよう。 そんな小さな天使からのメッセージだった。 小高も小さい高だった。 妙見さんは聞いてくれたみたい。 やっぱり武甲山は純粋で強い。それが白の力なのかもしれない。 天使のような白い武甲山は、今も破壊を自らの意思で引き受けているのだろう。 母の思いでみる私の思いは、もう武甲山を自由にしてあげたいところだが、 武甲山が「YES」と言っているので、天の岩戸を信じよう。 鶴と亀の統べるは、陰陽の統合があるように、善も悪もある。 それが全てである。どちらが悪いという話ではない。 ですが、伝えていかねばならない事がある。 信仰している心を引き裂かれた人たちの純粋な宇宙への帰還を、 武甲山も望んでいるはずだ。 宇宙人も先祖も自然も人も、皆が望んでいること。 すべての宇宙が望んでいること。 待っているなら、そこへいこう。 その帰還を見届けるまで、東北探訪は止められないのです。 おまけ------------------------------------ 震災当時、被災したお店がここで屋台村としてお店を開いていたそうです。 今は落ち着いたのか、残っている飲食店は1店「歩々」のみでした。 ふわふわ卵で濃厚な伊達鶏の親子丼が美味しかったです。 お安いし。 おすすめです。 南相馬の図書館が立派やで~♪ そうそう、名取図書館も新しくオープンしました。 ということで、遠くにいても武甲山と繋がっていることを 実感した相馬妙見さんでしたが、 もうひとつ太田相馬神社があるので、機会があったら参拝したいと思います。 そんなこんなで大晦日。 相馬探訪が年越しまで続くとは。笑 妙見さんと共に年が明けそうです。 来年も、これからもずっと変わらないので、 引き続きよろしくお願いします。 次は、鹿島区の神社です。 この神社へ行った意味は・・・。 つづく close

相馬小高妙見神社と武甲山の天使
サイト名 秩父・仙台まほろばの道
タグ 東北地方の伝説(福島県) 神社
投稿日時 2018-12-31 15:40:03

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